★★ 目次INDEXはこちらです。 ★★
     【アップ情報】 旧陸軍桶川飛行学校(2)(12.5)
     【アップ情報】 旧陸軍桶川飛行学校(1)(11.30)
     【アップ情報】 千葉県栄町探訪(4)(10.29)
     【アップ情報】 千葉県栄町探訪(3)(10.27)
     【アップ情報】 千葉県栄町探訪(2)(10.25)
     【アップ情報】 千葉県栄町探訪(1)(10.24)

北陸ツーレポ(7)魚津市(2)2013年08月26日

2013年8月26日(月)

野宿した日の起床はいつも早いです。午前5時半には自然に目が覚めました。
目覚まし時計に叩き起こされてる日常がウソのようです。
昨夜は暗くて詳しくわかりませんでしたので、改めて公園をよく見てみます。

↓名前は大町海岸公園でした。

きれいな公園です。まるで私のために整備されたかのようです。

↓これが公園の前にある海岸。

もちろん朝食もここでいただきましたよ。(食事内容は極秘。)

公園の一角には、↓こんなモニュメントがありました。

「魚津の米騒動」と書いてあります。
この公園の真隣が米騒動の発祥地なのだそうです。日本史に出てきましたね。

↓これがその場所。公園から歩いてなんと10秒


せっかくですから、米騒動を勉強してきました。

第一次世界大戦で日本は好況になったものの、物価が急上昇して米価が4倍にもなったそうです。
そうなると米も投機対象となり、買い占め等が横行したようです。
ここ魚津港は北海道への米の積出港でした。

1918年7月23日、主婦46人が銀行の米蔵前に集結。米の積み出しを中止させました。
これが発端となって全国369ヶ所に広がり、50日間で参加者数百万人という大騒乱に発展します。
最終的に、当時の寺内内閣が総辞職し、日本初の政党内閣・原内閣誕生へと繋がりました。


それまでは、米よこせデモぐらいのイメージしかなかったんですが、
なんのなんの、国中を揺るがす大事件じゃないですか。政治体制まで変わってますよ。
そのきっかけとなったのがこの場所だったわけです。
ちなみに中3の息子はちゃんと知っとりました。よしよし。
主婦があと一人多かったら、赤穂浪士と同じ四十七士になったのに。。ちょっと悔やまれますが。。

↓表に回ってみます。

右はかつての十二銀行(現・北陸銀行)。看板は魚津水産株式会社に変わってます。
左が銀行の米蔵。どちらも今は使われておらず、私有地ということで立ち入り禁止です。
たぶん、積み出しは裏からでしょうから、主婦が集結したのもこの裏なんでしょう。
日本全国で軍隊が投入されるほどの大騒乱になり、死傷者まで出たそうですが、
ここ魚津では、暴力的ではなく話し合いで解決したんだそうです。
やはりメインアクターが主婦だからでしょうね。。


こうして貴重な歴史スポットを知ることができたのは、あのキャンプ場を諦めたお陰です。
いや、その前にもフォッサマグナで時間取られたり、雨宿りを余儀なくされたりと、
いろんなものが重なってここに辿り着きました。
なんだか不思議な縁を感じます。あのショボい大断層も許してあげることにしましょうか。。

さて、魚津の見所は他にも↓こういうものがあるそうです。公園内にパネルがありました。

ホタルイカ蜃気楼埋没林
ホタルイカも蜃気楼も見られるのはだそうです。
埋没林は博物館まで行ってみましたが、朝早過ぎてまだ開館していませんでした。。

ホタルイカは後で調べてみると意外と魅惑的なやつらです。
↓この子たちが

↓こんなに光るんですって。おおっ!

春にこの子たちが現れる頃の魚津近海は「ホタルイカ群遊海面」として特別天然記念物に指定されています。
ホタルイカが指定されてるのではなく、海面が指定されてるらしい。

でもこの子たちはちょっとマヌケらしく、集団で浜辺に打ち上げられることがしばしばあるそうです。

↓これがその光景。(ネットより)

なんと美しいんでしょう。。これを「ホタルイカの身投げ」というそうです。
行けば必ず見られるという保証はありませんが、一度は見てみたい気がします。

ちなみにこの子たちは食用です。
道の駅でたくさん売られておりました。でも光るのは生きてるときだけです。

このように、行き当たりばったりではありますが、旅先ではいろんなものに出会います。
それほど日本には見所が多いということなんでしょうね。
魚津は魅力的な町でありました。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://matsutake.asablo.jp/blog/2013/08/26/7332070/tb

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村