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中部ツーリング(14)各務原2014年09月01日

2014年9月1日(月)

旅の4日目です。
初日に少し雨がパラついた程度で、後は天候不安もなく過ごしてきましたが、今日は朝からです。

昨夜、偶然見つけたコテージは非常に快適に過ごせました。

↓こんなところ。

泊まったのは日曜日ですが、聞くと月曜日の今日から予約で満室らしいです。
コテージではあるものの、レジャーよりもビジネス用途に使われてるんでしょうね。
写真ではわかりませんが、細かい雨が降ってます。

雨雲レーダーで調べてみると、午前9時10分で↓こんな状況です。

細長い雨雲の列が、福井県にも愛知県にもかからず、なぜかその間の岐阜県だけを通り過ぎるのです。。
神の嫌がらせか、はたまた信長の嫌がらせか。。。
憂鬱な気分になりつつも、腹をくくって岐阜県内の観光を強行します。

とりあえず今日の目標は、↓これ。

宿泊地の垂井町から国道21号を東へ直進して、犬山城を目指します。
犬山城は、彦根城と同様、国宝4天守の一つです。
別に今回は城巡りを目的としたツーリングではなかったのですが、この地域はやたらと名城が多いのです。
戦国時代の舞台の中心だったことを実感します。「美濃を制するものは天下を制する」と言われたほどですから。

レインウェアに身を包んで、まずは各務原に向かいます。

やって来たのは、↓ここです。

各務原航空宇宙科学博物館
これは昨夜、コテージで地図を眺めていて見つけました。なぜここにこんな博物館があるんだろうとそれが疑問でした。
白状しますが、ここへ来るまで各務原は「かがみはら」と読むもんだと思っていましたが、「かかみがはら」と読むんですね。。知りませんでした。。(ちょっと発音しにくいですけど。。)

↓屋外展示スペース。真ん中に見えるのは、国産初の旅客機・YS-11です。

YS-11の初飛行は1962年ですが、この時は試験飛行でした。この試験飛行で見つかった問題点を克服して、正式に国内を飛行したのは1964年です。つまり私が生まれた年。東京オリンピックの聖火を全国に空輸した時です。新幹線と同い年だったんですね。新幹線は50年経った現在も進化を続けていますが、YS-11は2006年で国内運用が終了し、国産旅客機はここで途切れてしまいました。(でも2017年に小型ジェット旅客機・MRJが運用開始予定になってます。)

この博物館は、館内に入るには入館料800円ですが、屋外展示は無料です。
この時は、屋外でYS-11を見ただけで満足してしまい、館内には入らず、パンフをゲットしただけで終わってしまいました。
二日前に浜松エアパークを満喫していたし、それほど飛行機フェチなわけでもありませんから。。
ただ、ブログをアップしている今現在では入館しなかったことを後悔してます。。。


そもそも、ここを訪れた一番の理由は、なぜこんな博物館が各務原にあるのか? ということを探るためでした。
それは訪れてみてよーくわかりました。

理由は↓これです。

航空自衛隊岐阜基地。各務原航空宇宙科学博物館はこの岐阜基地に隣接しています。
岐阜基地は日本最古の飛行場で、1917年に開設された日本帝国陸軍各務原飛行場がその前身です。
あのゼロ戦(零式艦上戦闘機)の試作一号機が試験飛行したのもこの飛行場です。1939年のことでした。
現在も、航空機製造工場とか航空関連部品の工場がたくさんあります。

各務原は飛行機ととっても縁が深いのでした。これで納得です。

ただし、各務原航空宇宙科学博物館は岐阜基地に隣接してるといっても、浜松エアパークと違って自衛隊の施設ではなく、各務原市営の施設です。
ちなみに漫画家の松本零士さんが名誉館長らしいですが、彼は各務原市の出身ではありません。(福岡県久留米市出身)



さて、各務原が飛行機の町だということはわかりました。でも町全体のことがよくわかりません。
そこでいつもどおり、駅へタウンマップをゲットしに向かうことにしました。

↓JR高山本線・各務原駅です。

え? ほんとに駅なの??

国道21号沿いにあるのですが、廃業したスーパーかなんかに見えます。とても駅に見えなかったので、一度通りすぎてしまいました。駅が見当たらないので、引き返してよーく見たら、「各務原駅」とたしかに書いてあります。

飛行機の町では、電車はこんな扱いなのだろうか?

一瞬、そんな気がしてしまうほどの惨状。。。しかも建物の半分だけとは。。
人の気配がないのは遠目にもわかります。いや、そもそも廃駅なのか??

↓駅舎内の様子です。

中央にある機械は、TOICA(トイカ)の自動改札機のようです。一応、駅が生きているということはわかりました。
TOICAは、PASMOとかICOKAみたいなJR東海版のICカードらしい。

無人駅なので、ホームまで出てみました。↓

架線がないところをみると、どうも電車じゃなくディーゼル車のようですね。
岐阜市から飛騨・高山を抜けて、富山市までを結んでいるようですから無理もないかもしれません。

入る前からわかってはいましたが、タウンマップなどあるはずもありません。

このJR高山本線に、名古屋鉄道各務原線が並行しており、名電各務原駅が歩いていけるところにあります。
たぶん、主要駅はそちらなんだろうと思い、バイクをそのままにして名電各務原駅まで歩いていってみました。

↓名電各務原駅。。。

ここも無人駅でした。。。ただこちらはディーゼル車ではなく電車でしたけど。。

名古屋鉄道は「名鉄」という通称なのに、ここの駅名はなぜか「名電各務原駅」。同じ名鉄各務原線の始発駅はちゃんと「名鉄岐阜駅」となってるだけに、なぜこの駅だけ「名電」になってるのか? まったくわかりません。まさか画数を気にしたってことはないでしょうねぇ?



で、結局、タウンマップはゲットできませんでした。。
各務原の航空に関する疑問は解決したものの、電車に関する新たな疑問が生まれてしまいましたが、諦めて各務原市を去ることにしました。。

次回は犬山市のレポートです。


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