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中部ツーリング(16)桃太郎神社 ― 2014年09月01日
ここはトンデモスポットなのか!?
犬山城からそれほど遠くない位置に、桃太郎神社があります。
「桃太郎侍」ではなく、おとぎ話の「桃太郎」でございます。←当たり前や。
桃太郎伝説は全国に存在するようで、特に岡山県が有名ですが、とりあえずここではそれには触れないことにします。
↓行ってまいりました。
犬山城からそれほど遠くない位置に、桃太郎神社があります。
「桃太郎侍」ではなく、おとぎ話の「桃太郎」でございます。←当たり前や。
桃太郎伝説は全国に存在するようで、特に岡山県が有名ですが、とりあえずここではそれには触れないことにします。
↓行ってまいりました。
国宝・犬山城は雨のために断念しましたが、桃太郎神社ではずーっと雨はなし!
天の作為をほんの少し感じます。
さて、中に入っていきましょう。
最初に出迎えてくれるのは↓これ。
お猿さんです。。コンクリート像ですね。
ちょっとチープな香りが漂ってる感じがしなくもないですが、浅野祥雲というそのスジでは著名なコンクリート像作家の作品だそうです。
そしてその横手には↓こんなものが。。
洗濯岩。お婆さんの足跡が残っているそうです。見た目にはそれらしいものはないように見受けましたが。。
ほんとに残ってたとしたら、お婆さんの体重はいったい何トンなんだ?って話ですよねぇ。。
お婆さんはが洗濯してた川はすぐ近くにある木曽川です。
位置関係は↓こうなります。
犬山市の栗栖という地名です。一歩間違えば「栗太郎」になってたかもしれない。
調べてみると、なんと鬼ヶ島の場所も特定できてしまいました。。
私はてっきり海に浮かぶ島だと思ってましたが、実は木曽川の支流・可児川の中洲だったようです。
上の地図では可児川がはっきり見えませんので、拡大してみます。
↓これがかつて鬼ヶ島と呼ばれたと思われる中洲。現在は地名はついていません。
駅やら病院やら、ローソン、郵便局、果ては大学にまで歩いていけるという、めっちゃ生活感あふれる場所にありました。
ほんとかなぁ。。。と思いつつ、航空写真を見てみると、
↑これが鬼ヶ島。岩石に囲まれた森がその正体でした。ちょっと納得。
ちなみに桃太郎神社から鬼ヶ島までの距離を徒歩モードでルート検索してみると11.7kmでした。
そんなたいした距離じゃないです。
「お婆さん、ちょっと鬼ヶ島に行ってくるねー。」
「はいよ。夕方までには帰ってくるんだよー。」
....ってくらいの距離です。
さて、この桃太郎神社に足を踏み入れてから、なんとなーくトンデモスポット的な香りが漂ってたわけですが、ほんとにトンデモスポットなのか? それとも浦嶋神社のように何らかの由緒があるのか? 私の関心は、その一点に絞られていきました。 浦嶋神社のレポートは【こちら】。
続いて現れるのが、↓これ。
主人公・桃太郎があられもない姿で登場です。デパートの屋上で見た記憶があります。こういうの。
鳥居には桃のエンブレムが燦然と輝きます。
その後ろの階段には、芝を背中に積んだお爺さんが見えますね。
そして階段を上がっていくと、↓これが。
愛知県犬山市公認であることが堂々と宣言されております。
どうやらトンデモスポットではないらしいんですが、悲しいことに隣のチープな像がその確証を見事に打ち消してしまうのでした。。
↓こっちはセリフ入りです。
トンデモ度がますますアップします。もう危険水域に到達しそうです。
↓そしてこれが本殿の前。
世にも珍しい “桃型の鳥居” です。そしてその下にはチープの三連発。。。完全に危険水域に突入しました。
トンデモスポットが確定しそうでしたが、一応本殿に掲げてある案内板を読んでみます。
↓
桃太郎の「桃」は、イザナギにまでさかのぼるんですね。
確かに古事記にはイザナギが黄泉の国から逃げる時、最後に桃の実を3個投げつけて助かったと書かれています。
出雲の黄泉比良坂に桃の木があるのも事実です。
イザナギがその桃に意富加牟豆美命(おおかむづみのみこと)という名前を与えて、人々を救うように命じたことも古事記に書いてあります。(これが「桃の節句」の起源です。)
なんとなく由緒正しいかのような錯覚を覚えますが、案内板にはどこにもご祭神が意富加牟豆美命(つまり桃神)であるとは書いてありません。どう読んでも、桃太郎がご祭神としか読めませんよね。(Wikiでは大神実命がご祭神だと書いてありますが、現地では確認できませんでした。)
ここからは好意的推察ですが。。
おそらく桃太郎の元になる人物は実在してたんでしょう。鬼ヶ島を根城にした賊を退治して地元民に感謝されたのも事実ではないでしょうか。それと桃にまつわる神話とが結びついて、この地で桃太郎のお話が生まれたような気がします。これで栗太郎にならなかった理由が説明できます。
ちなみに犬山市は現在特に桃の産地として有名な訳ではありませんが、少し東の多治見市、 土岐市辺りは桃の産地なので、昔は犬山付近でも桃園はたくさんあった可能性もあります。それが桃太郎を生んだと考えることもできますね。
とりあえず、チープな演出が余計ではありますが、この神社そのものはトンデモ認定しなくてよさそうです。。
ではレポートを続けます。
↓本殿には「桃太郎のその後」が書いてありました。
お爺さんとお婆さんは安らかに天寿を全うされたようですが、問題はその後です。
ある日、近くの山へ登り、姿を隠された...
この一文が意味してるのって、次の二つのどれかですよねぇ。
(1)桃太郎が山で自殺
(2)桃太郎が山を越えて他の場所へ旅立つ
当然ここは(2)と考えるのが普通ではないでしょうか。
別に山に囲まれた場所でもないのに、なぜわざわざ山を越えていったのかですが、鬼ヶ島の一件以来、地元の英雄だったミスター桃太郎が人目につかずにこの土地を去るには山を越えるしかなかった、と推理するのが妥当ではないかと思われます。
まぁ言い換えれば、こっそり村を捨てて出て行った。。ということになりますけど。。。ま、彼には彼の人生がありますしね。。
↓一応、これもご紹介しておきます。
宝物館です。きび団子を作った臼(うす)や杵(きね)、鬼のミイラやガイコツの写真が展示してあるんだそうです。
すいませんが、ここは入ってないのでレポートできません。←入る気が起こらなかった。
--
さて、桃太郎神社を堪能した後は、岐阜市へ向かいます。岐阜でも健康ランドに泊まるつもりでいましたが、国道沿いにネットカフェを見つけたので、今日はここへ泊まることにします。
↓前から宿泊の選択肢として使ってみたいと思ってました。
↓個室でリクライニングチェア付き。
24時間営業で、シャワールームもあります。これで1,380円。使い勝手はアリとみます。
今日は雨のため、走行距離は短めで137kmでした。
次回は岐阜市のお隣、瑞穂市のレポートから始まります。
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