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中部ツーリング(21)馬籠宿2014年09月02日

岐阜から松本へ向かうのに、中津川を経由します。
ここには前から訪れたかった馬籠宿妻籠宿があります。
午後3時を過ぎていて時間が押していますが、強行です。

↓位置関係はこうなってます。

中央自動車道・中津川ICを下りて、国道19号から県道7号を北上していきます。
岐阜と長野の県境・馬籠峠を挟んで、岐阜側に馬籠宿、長野側に妻籠宿があります。
昔は両方長野県でしたが、2005年に越県合併で馬籠宿が岐阜県になりました。

↓県道7号は完全に山の中のルートです。

↓非常に分かりやすい標識があります。

午後4時半過ぎ、駐車場に到着。バイクがもう一台止まっていました。

う〜ん。。山の中って感じしますよねぇ。 ←いや、感じじゃなくそのまんま山の中だから。。

↓馬篭宿の下入口です。観光客用にきちんと整備されてますね。

江戸まで80里半なので 322km。京都までは210kmの地点らしい。。
この距離を何日も掛けて旅をしたんですねぇ。昔の人は。
ゆったりと流れる時間がちょっとうらやましく思えたりします。

さて、馬籠宿は県道7号に挟まれていて、上入口下入口があります。

駐車場は下入口にしかないので、観光客は下入口から入っていくのが標準です。
下入口から上入口まではずーっと坂道になってます。

↓では下入口から入っていきましょう。

10:00〜16:00は車両通行禁止になってますね。すでに禁止時間は過ぎていますが、徒歩で味わうことにします。

↓坂道と階段道が平行しています。

坂道の方は明治時代に整備されたもの。馬篭宿のオリジナルは階段道の方です。
階段道はここで直角に折れ曲がっています。これは枡形(ますかた)といって、軍勢の通過を困難にする役目があるそうです。

↓角を曲がった後でも、ずーっと坂道が続きます。

石畳がいい味出してますね。。

↓ところどころ、こんな建物があったりして、昔の風情を醸しだしてくれてます。

残念ながら、明治と大正の時代に二回の大火で江戸時代の建物は残っていないそうです。
でも風情が感じられるのならいいんです。岐阜城の後ですから、特にそう感じます。

と、風情を満喫していたのですが、これ↓がぶち壊してくれました。

なんと正面からクルマがやってくるじゃありませんか。びっくりした〜
車両通行禁止時間は過ぎてますから、許されるわけですけど。。やっぱこの風景にクルマは似合いませんなぁ。。


↓さて、上入口までやってきました。

下入口から上入口までの長さは600mですが、下入口まで戻らなきゃいけませんので、歩く距離は当然倍になります。

下入口と違って、上入口は↓このように駐車場がありません。

県道7号を横切る横断歩道の先は、↓こうなってます。

中山道が続きます。このまま進んでいくと馬籠峠を抜けて妻籠宿へ続くわけですね。

さて、中山道は江戸時代に整備された五街道の一つですが、街道自体はその前からありました。
徳川秀忠が信州・上田城攻めに失敗し、関ヶ原の合戦に間に合わなかったというのは有名な話ですが、間に合わなかった理由は城攻めの失敗だけにあるのではなかったようです。4万の大軍が通るような道ではなかったことと、情報伝達がうまく行かなかったことも大きな要因らしいです。
この反省から、家康は江戸幕府を開設した翌年には街道整備を始めています。
街道整備の要点は、路面整備・一里塚の設置・宿場町の造設の三つ。

↓中山道の全体図はこれです。

全部で69ヶ所に宿場町が作られました。東海道の53ヶ所より多いです。42、43番目が妻籠宿・馬籠宿です。

1892年(明治25年)に明治政府が国道7号(現19号)を作ったため、妻籠宿・馬籠宿はそのルートから外れます。
さらに1912年(明治45年)には国鉄中央本線が開通したため、宿場町としての使命は終わってしまいました。
使命が終わってしまってから100年が経つというのに、まだこうして風情を残してくれているのですから、考えてみりゃすごいことです。

そのすごさは、次の妻籠宿でさらに実感することになります。


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