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中部ツーリング(13)安土城址(3) ― 2014年08月31日
安土城天守址に到達した後は、別のルートで下山することにします。
安土山には安土城の他に、摠見(そうけん)寺という寺院も併せて建立されました。
↓これがその本堂跡です。
安土山には安土城の他に、摠見(そうけん)寺という寺院も併せて建立されました。
↓これがその本堂跡です。
向こう側に三重塔が見えます。安土山で初めて建物を見ました。
しかし、近づいてみると.....↓
なんとボロボロです。。柵も壊れてたりします。まるで廃寺へ来たかのようです。
でもこれ、重要文化財なんです。
建立はなんと1454年。室町時代までさかのぼります。信長が安土城築城の時にここへ移築したものです。
日本国中で重要文化財を目にしてきましたが、ここまで放ったらかしの重要文化財は初めて見ました。。
あぁ....安土城。。。
日本史に燦然と輝く天下一の城が何故にこんな扱いなんでしょうか。。
安土城が不憫に思えてきました。。。
三重塔から長い石段を下って行くと仁王門があります。もちろんこれも重要文化財です。
↓ 映画「劇場版タイムスクープハンター 安土城最後の一日」でも出てきました。
このルートで麓まで下りてくると、羽柴秀吉邸跡の下に出てきます。
そして、入場門から外に出たところには石塁が築かれています。
なんと、ここは落城後、ずっと水田として使われていたそうです。
いや、稲作が大切なのはわかりますが、何も天下一の安土城で稲作しなくても.....
あまりの安土城の不憫さに目頭が熱くなってきました。。
本能寺の変がなかったら、この安土は今どうなっていただろう。。
そんなことを感じざるを得ない安土城址でした。
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さて、最後に安土城の石垣をレポートしておきます。
安土城が完成した後から、日本全国で築城ラッシュが始まります。江戸時代初期までに大坂城、松本城、彦根城、姫路城、熊本城、二条城、名古屋城などの名だたる城が次々と築城され、安土城建築の棟梁を務めた岡部家は、二条城・名古屋城の建築を任されました。
近代城郭の先駆けとなった安土城ですが、さすがに石垣には時代が反映されておりました。
↓角を出さずに、丸くラウンドさせた石垣。
積み方は、自然石を積み上げる「野面(のずら)積み」です。
↓ここは角出ししてますけど、やっぱり野面積みです。
安土城は、どこを見てもすべて野面積みの石垣です。別にこの時代が石の加工技術がなかったわけではありません。石の加工技術は遠く古墳時代からありましたからね。
ちなみに↓これが「切り込みハギ」と言われる積み方です。(金沢城)
加工した石を隙間なく積み上げていく石垣は、見栄えがいいという理由もありますが、それ以上に作業効率がいいらしいです。
確かに、野面積みは適当な大きさの石を見つけて、それを崩れないように積んでいくという手間がかかります。石切り場で大量の石を加工しておけば、現場での作業がその分楽になるというわけです。築城ラッシュという背景が、石垣作りの作業効率化をもたらし、その結果が「打ち込みハギ」や「切り込みハギ」といった積み方を生んだのでした。
野面積みでも、きれいな石があれば、↓こうやってちゃっかり縦置きすることもあるんですね。
「この石さぁ、角が出てるし、縦置きした方がいいんじゃね?」
「おー、いいねぇ、それ。立てよう立てよう。」
そんな石垣職人さんたちの声が聞こえてきそうです。
↓しかしまぁ、よくぞここまで積んだもんですよ。
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安土城探訪が終わった時、時刻は午後6時になっていました。
今度は、自分の宿泊地を探訪せねばなりません。。
とりあえず、岐阜へ向かうことにしましたが、高速道は使わず国道21号沿いに東へ向かいます。途中、コンビニで元ライダーだったという年配の方に声を掛けられ、1時間ほど話し込んでしまいました。お互い写真を撮り合ったりして、ずいぶん親しくなりました。
↓これがその方。実はそのコンビニの地主さんです。
別れ際に餞別のお茶もいただきましたよ。
さて、国道21号沿いに走っていると、電柱に予約なしで宿泊できる宿の案内を見つけました。
うまく撮影できていませんが、桐山荘と書いてあります。その下のいのしし亭ではありません。
時刻は午後10時を過ぎていたので、迷わずここへ転がり込みます。
幸運にも一人部屋のコテージでした。素泊まりで3500円也。
場所は、関ヶ原を東へ少し過ぎた辺り。垂井町というところです。
ツーリング三日目が終了です。明日は岐阜へ向かいます。
本日の走行距離 249km
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