糸魚川で夕立に足止めされ、ようやく日本海に出た頃に日没を迎えてしまいました。

↑なんかデジカメが明るく写してくれましたけど、実際にはほぼ真っ暗です。
たとえ夜でも仕方がありません。とにかくキャンプ場のある魚津市まで向かいます。

山道と違って、海岸線沿いは極端なカーブがないので走りやすいです。
いつも通り、健康ランドのあてがあったなら、ヨユーの快走だったでしょうけど、
今日ばかりはそんな気持ちにはなれません。あてがあるのとないのとでは大違いです。


そして到着した、おおしまキャンプ場。無料のキャンプ場です。

ようやくテントが張れます。時刻はすでに午後９時になっていました。
月明かりでなんとかテントも張れそうな気がします。


しかし！

入り口の看板には非情な文言が書かれていたのでした。。
　↓

「キャンプ場を使用する場合は、あらかじめ農林漁業体験実習館の許可を受けてください。」


はぁ？

許可制だとぉ？？


北海道とか九州で無料のキャンプ場は結構使ってきましたが、たいていはフリーで使えました。
だからついついそのつもりで来てしまいましたが、どこでもという訳にはいかなかったようです。
農林漁業体験実習館の案内図があったので行ってみましたが、とっくに閉館していました。。

さて、どうする。。？
キャンプ場の駐車場で立ち往生してしまいます。

追い詰められてるのに、なんで写真撮ってるんですかねぇ、私は。。←本能だろうね。。

こっそりテント張って、朝一番に撤収すりゃいいか。。。
いや、撤収より早く管理人が見廻りにくるかもな。。。
でも無料のキャンプ場だからあまりうるさいことは言わないかも。。
いやいや、それでもルール違反か。。
あ、そういえば、俺ってＰＴＡの会長やってるんだったな。。。←ホントにこの時やってました。

余計なことも含めて、あれこれと考えを巡らせていると、キャンプ場にパトカーがやってきました。
一瞬ドキッとしました。公道では私の天敵であります。
どうもここは巡回コースに入っているようです。駐車場を一回りして去っていこうとします。

その時、私は何を思ったか、パトカーを呼び止めてしまったのでありました。

自分「すいませーん。この辺にテント張れるところありません？」

パトカーの中には警官が三人も乗っていました。お互い顔を見合わせています。

警官「いやー、ちょっとわからないですねー」
自分「今からここにテント張っていいですかね？」
警官「私らには決められないので。。」
自分「そうですよね。はい。他探します。」

警察のお墨付きをもらおうとした浅はかな企みは失敗に終わったのでした。。←当たり前や。
ま、これで諦めがつきました。
キャンプ場を離れ、また海岸沿いを走ります。
さっきのセリフどおり、他に適当な場所を探すしかありません。

この辺りは、蜃気楼が見られることで有名なようで、この道もしんきろうロードと名付けられています。

↓そのしんきろうロード沿いにベストな公園を発見しました！

屋根付き、ベンチ付き、水道・トイレ完備。これ以上の環境はありません。

そして偶然にもすぐ近くに銭湯まで発見してしまったのでした。
　↓

なかなか銭湯になんて出くわすことはないご時世なのに。。
公園から歩いていける位置にたまたまあったのであります。

こういうのを天の配剤というのですね。。
この時、すでに夜10時を過ぎていましたが、営業は11時まで。ギリギリ間に合いました。


実はこの日、夕食をまだ食べてなかったので、この後、コンビニで買い出しをし、
海岸から、遠くに見えるイカ釣り漁船を眺めながら食べました。

終わりよければすべて良し。

今日はいろいろあった長い一日でしたけど、結局はとっても素敵な一日だったと思います。
（諸般の事情により、何を食べたかは極秘事項とさせていただきます。）

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