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北陸ツーレポ(4)黒部ダム(3)2013年08月25日

思わずダムフェチになりそうな今日この頃ですが、前回のレポートを見た人から、
「ダムカードというもんがあるで。」
という情報をいただきました。興味津々で調べてみましたら、確かにありました

平成19年から国土交通省が音頭をとって、全国293ヶ所のダムで配布しているそうです。

黒部ダムのはこれ↓

統一デザインで全部で293枚か。。。気の遠くなる話やな。。。
。。と思ってたら、やっぱりあるんですねぇ。
↓こういうのが。

カタログブックです。平成22年に出版されています。
需要のあるところに供給あり、ですか。。
いやはや、世の中は広い。。


さて、今回はダム周辺の模様をレポートします。

黒部ダム駅に到着後、乗客はそのままダムへ向かうか、展望台へ向かうかの選択を迫られます。
展望台へ向かうには、長ーい階段を上がっていかねばなりません。
職員の方が「長いですからねー」と、しきりに警告していました。

↓これがその階段。ご丁寧にあと何段あるか知らせてくれてます。

途中で二ヶ所の休憩スペースがあります。

この階段をクリアした人だけが展望台↓に立つことを許されるのです。


ここから同じく長ーい長ーい階段を下りていくとレストハウスです。
 ↓

ここが黒部ダムの一番にぎやかな場所。
中央奥に見えるのが黒部ダム駅に通じるトンネル。右奥に見えるのは殉職者の慰霊碑です。

↓殉職者の数は171名。全員の名前がプレートに刻まれていました。

そのプレートを感慨深げにカメラに収める外人さんがいました。
手を合わせてた人もいました。
さすがにここに来ると、「コンクリートから人へ」という言葉は言えなくなりますね。

運良く50周年ということで、特別展示が行われていました。
 ↓

くろよんの愛称を使ってますね。なんでひらがななんですかね?
けろよんと間違いそうです。(ちなみにケロヨンは47周年。)
↑47歳。


中では黒部ダム建設の歴史がパネル展示されています。一番奥では動画上映も。
別に50周年とかにこだわらず、常設すべきだと思います。

ダムの向こう側まで行って、位置関係を収めておきました。
赤矢印が展望台。黄矢印が展示会場です。↓

ものすごい高低差があります。お年寄りにはきっついかと思います。
是非とも体力のあるうちに訪れることをお勧めします。

最後はこの写真を。↓

時折、雲が切れて太陽が現れると、放水のところにが掛かります。
この日は太陽が現れたり隠れたりしてたので、虹が掛かったり消えたりを繰り返していました。
いつもなら見上げているはずの虹を見下ろしている状況です。

その幻想的な光景はこの中途半端な天気だから実現したもの。
あぁ、快晴じゃなくてよかった。。←ほんとにやっかいな生き物ですね、ライダーは。。

この虹、黒部ダムの隠れた見所ではないかと思います。

さて、私の筆力では受けた感動を十分に表現し切れていません。
秘境と呼ばれるところにこれだけのものを作り上げる先人のパワーと、
それが今もなお現役で役に立ってて、
なのに、それが人目につかないところにあって。。

○○ブリッジとか、○○タワーとかが注目を浴びている現実と比べると、
慎ましやかに佇む黒部ダムの姿は、
「コンクリートから人へ」とか「脱ダム宣言」などの言葉がいかに空虚かを教えてくれたのでした。

さて。。
こうして、たっぷりと黒部ダムを満喫した私は、いよいよ北陸を目指して日本海へ向かいます。

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