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中部ツーリング(8)彦根 ― 2014年08月31日
名古屋は午前中までとし、早々にお隣の滋賀県彦根市にやって来ました。
初めて訪れる町ですので、まずは駅へ行って観光案内所でガイドマップを入手してきます。
↓駅舎は平凡ですね。
駅前には、彦根藩初代藩主の井伊直政の銅像がありました。
撮影の時は気付かなかったんですが、彦根城の模型もあることに後で気付きました(矢印)。ひこにゃんの姿も見えますね。
ちなみに教科書に出てきた大老・井伊直弼は第15代彦根藩主です。
さっそく彦根城に向かいます。彦根城の天守は現存12天守の一つで、かつ国宝4天守の一つです。(他の三つは、松本城・犬山城・姫路城。)
↓こんな風に、中堀の中まで車輌が入って行けます。
城郭に進入していくこのリアル感がいいですね〜。
↓これが入り口の表門橋。
彦根城は国の特別史跡なのに、石碑には「琵琶湖八景」と書かれてますね。気になっていたんですが、調べてみると、琵琶湖八景に選定されたのが1950年、特別史跡指定は翌年の1951年なので、琵琶湖八景選定の方が早かったんですね。
「月明」と書いてあるのは、月明かりに浮かぶ彦根城が選定対象になったからのようで、他の七景にも同様に、新雪・深緑・夕陽・暁霧などが前置きされてて、選定対象時期がはっきりしています。
↓これが本丸へ至る唯一の入り口、天秤櫓(てんびんやぐら)です。もちろん重要文化財。
この天秤櫓は結構映画のロケにも使われています。
↓これは「プリンセス トヨトミ」(2011)の冒頭シーン。
大坂夏の陣のシーンです。大坂城天守が合成されておりますね。
他にも「子連れ狼」とか「暴れん坊将軍」とかでも使われてるらしいです。
さて去年、金沢城を訪れてから、城に行けば必ず石垣を見るようになりました。→ 【北陸ツーレポ(22)金沢城 】
彦根城でも石垣を見ておりましたが、この天秤櫓の石垣はちょっと変わっておりました。
↓まず、これが天秤櫓の右側の石垣。
そして、↓これが左側の石垣。
明らかに左右で積み方が違います。右が自然石をそのまま使う野面積み。左が石を削ってぴったり合わせる打ち込みハギ。
彦根城は天下普請、つまり幕府が諸大名に手伝いを命じて作られています。命じられたのは尾張藩・越前藩など7国12大名。
おそらく築城の際、担当した藩が右と左で違ったんだろうと、この時は思ってました。なんか面倒くさいことするなぁと....
でも後で調べてみると、全く違いました。
彦根城の完成は1622年ですが、江戸時代末期の1854年に石垣の改修工事が行われていました。その時の藩主はあの井伊直弼です。
・・ということは、この天秤櫓の右側と左側の石垣の間には、230年の時間差があるわけです。これが左右で積み方が違う本当の理由でした。
天秤櫓を抜けると、次にあるのが太鼓門櫓です。これが本丸への最後の関門です。二階から敵を銃撃することができます。
ここも映画で出てきました。↓
「劇場版タイムスクープハンター・安土城最後の一日」(2013)の1シーンです。タイトルにあるように安土城として出てきます。
↓そして、本丸内。国宝・彦根城天守に到着です。
ほんとは中に入りたかったんですが、行列ができてたので断念しました。
さて、城内には彦根城博物館がありますが、そこでちょうど「ひこにゃんショー」の時間帯だったので覗いてみました。
人気あるんですねぇ。。
8月ですよ。この着ぐるみは中の人にとっては地獄でしょうな。。
さて、この場所から上を見上げると、↓こんなものが目に入ります。
井伊家の家紋でしょうね、実にわかりやすい。他にも橘模様の家紋もあるようですが使い分けはわかりません。
井伊家は江戸幕府で大老を4人も出してます。4人目が井伊直弼です。
学校の教科書だけだと、安政の大獄の件でいい印象は受けませんが、よく調べてみると幕府を預かる大老としてやむを得ない措置のように思えます。
この地元・彦根では井伊家は今も信任が厚いと思われ、1953年から36年間(連続9期)、井伊直愛氏が彦根市長を務めています。
ま、それよりも一番驚いたのは、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺された時、彼は満44歳だったということでした。。
俺より、6つも年下かいっ!!
教科書に載ってるのは↓これですけど。。
どう見ても44歳には見えませんがねぇ。。う〜む。。。
さて、ちょうどタイミングよく、彦根絡みの映画が先日公開されました。
「柘榴(ざくろ)坂の仇討ち」↓
井伊直弼を暗殺した水戸藩士を仇討ちしようとする彦根藩士の物語です。
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いろいろと勉強させてもらった彦根を午後2時前に出発し、次は多賀大社を目指します。
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