★★ 目次INDEXはこちらです。 ★★
【アップ情報】 旧陸軍桶川飛行学校(2)(12.5)
【アップ情報】 旧陸軍桶川飛行学校(1)(11.30)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(4)(10.29)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(3)(10.27)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(2)(10.25)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(1)(10.24)
【アップ情報】 旧陸軍桶川飛行学校(2)(12.5)
【アップ情報】 旧陸軍桶川飛行学校(1)(11.30)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(4)(10.29)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(3)(10.27)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(2)(10.25)
【アップ情報】 千葉県栄町探訪(1)(10.24)
青森ツーレポ(17)大湯環状列石 ― 2013年05月03日
さて、苦労の末に辿り着きました。
↓大湯環状列石です。秋田県鹿角(かづの)市 にあります。
↓大湯環状列石です。秋田県鹿角(かづの)市 にあります。
ずいぶん山を下りて来たせいもあってか、雨は止んでくれてました。
環状列石というよりもストーンサークルの方がメジャーな呼び名かもし れません。
↓ここも立派な建物があります。大湯ストーンサークル館。
観光客は老夫婦が一組だけいました。
しかし、この雲の不気味なこと不気味なこと。。
さっそく、ストーンサークルを観に行きます。縄文後期、約4000年前の遺跡だそうです。
三内丸山遺跡が縄文前期~中期だったので、こっちの方が少し新しい。
この違いは土器に表れていますが、それはまた後ほど。
ここには二つのドでかいストーンサークルが二ヶ所あります。
これ↓はその片方。
ストーンサークルが二重になっていて、さらに赤矢印の日時計状組石があります。
このストーンサークルは驚いたことに、立ち入り禁止になっていません。
近付いて撮ってみました。↓
環状列石の象徴ともいえるものですが、全体から観るとなんかショボさは否めません。
同じ環状列石でも、イギリスのストーンヘンジはド派手です。
↓
さすが世界遺産。
でもこれ、今までに何度も倒れてるそうで、今は接着してあるらしいです。。。
ここにあるのは、列石だけじゃありません。
ちゃんと住居跡もあって復元されています。↓
三内丸山の竪穴式住居とずいぶん形が違うようですが。。
ホントにこれでいいんでしょうか?? 復元間違ってないんですか??
スースーして冬は寒そうなんですけど。。
素人ながら余計な心配をせずにはいられない。
↓サークルだけじゃなく、四角い列石もありました。でもストーンスクエアとは言わないみたい。
いやー、しかし見事に人がいませんなー。。
こうして見ると、この遺跡、結構だだっ広いのがわかってもらえるかと思います。
ものすごく大きな集落だったんでしょう。
だだっ広いところに一人でいると、ジョーモンへの妄想が止まりません。。
次にストーンサークル館に入ってみます。ここは有料で300円。
三内丸山と比べて、土偶がずいぶん進歩しているような印象を受けます。
↓一番驚いたのはこれ。
こ、こ、これが縄文時代の土器ですかっ!?
これはものすごいイノベーションじゃないですかっ!
三内丸山遺跡ではこんな高度なものはありませんでしたよ!
いや、平成の世に生きる私でさえ作れませんよっ! ←高度じゃなくても作れないけど。
縄文時代後期を象徴するような土器かと思うんですけど、これがさりげなーく展示されている。
いや、もっとド派手にアピールしましょうよ。
ま、まさか、江戸時代のが何気に混じってたっていうことはないですよね?
恐るべしジョーモン。これはもうジョーモン文明と名付けるに値すると確信いたしました。
世界が認定しなくとも、私が認定して差し上げます。
衝撃を受けながら、展示室から出てきた私に、係員のおじさんが声を掛けてきます。
いろいろ話をしながら、三内丸山遺跡にも行って来たことを話すと、おじさんはこう言いました。
おじ「へー、じゃあ特別史跡の三つのうち、この旅行で二つも見たんですね。」
自分「え? もう一つってどこなんですか?」
おじ「これ、知らない人多いんですよね、長野県です。」
自分「はぁ?? 私、実家が長野なんですけど。。」
この時初めて知りました。
縄文時代の遺跡で、特別史跡というのは日本に三つしかなくて、
青森県・三内丸山遺跡と、この秋田県・大湯環状列石。
もう一つは、長野県茅野市・尖石(とがりいし)遺跡だそうです。
一番古くて1952年に指定されています。
あー、また行きたいところが増えてしまった。。
しかし苦労して訪れた甲斐がありました。苦労したからこそ感動も大きい。うん。
実は、ここも19年前に訪れていたのですが、その時は石を眺めて終わり。
古代文明に思いを馳せる感性など持ちあわせておりませんでした。
19年で自分も進化したんですね。一番の発見はそれかもしれない。
サラリと見学するつもりが、またまた時間を使ってしまいました。←こんなんばっかし。
時計はすでに午後6時前。急いで、十和田ICから東北道に乗ります。
そしてまたまた雨です↓ もういい加減にしてほしい。
ちなみに、東北道・十和田ICは、青森県十和田市から遠く遠く離れた秋田県にあります。
↓
十和田市に十和田ICがあるのが自然なんですけどねぇ。。
十和田湖からもかなり遠いし。。
まったく、この十和田近辺はミステリーなところです。
そして、岩手県北上に着いたのが、午後10時です。去年も利用したマース北上に到着です。
すると入り口に「本日満員」の看板が。。。
いやいや、ここまで来てそれはないでしょう。午後10時ですぜ。
フロントで聞けば、「仮眠室がもういっぱいだから」とのことでした。
元々、私は満員の仮眠室など使うつもりはありません。
「廊下にでも毛布敷いて寝るから」ということで入れてもらいました。
でもいろいろ探して、ちゃっかり大広間の畳の上で寝ることにします。
↓
これまでの辛苦を考えると、畳の上で毛布にくるまって寝られるだけでも幸せです。
こうして、この旅の最後の夜がふけてゆくのでした。
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://matsutake.asablo.jp/blog/2013/05/04/7316032/tb
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。