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中部ツーリング(23)松本城12014年09月03日

2014年9月3日(水)

塩尻市の信州健康ランドはこれで3回目になりますが、今回は平日なので非常に空いてて快適でした。

↓いつもながら、立派できれいな建物がステキです。

岐阜城での落胆が起爆剤となって目指すことにした松本城ですが、位置確認しておきましょう。
↓こうなってます。

信州健康ランドが如何にベストな立地かわかりますよねぇ。
松本観光のライダーにはオススメの施設でございます。

一応、フォローしておきますけど、岐阜城に落胆したのは、その前に犬山城とか彦根城という古城を回った後だったため、その印象と大きく違ってたってだけです。
立派に再建された岐阜城をケナしてるわけではありませんので誤解なきよう。

しかし、松本城は正真正銘の古城です。
↓何と言っても4つしかない国宝の天守なんですから。

↓いや〜、美しい建物だ〜。ちなみに拝観料はちょっと高くて、大人600円です。

姫路城が別名・白鷺城と呼ばれるのに対して、松本城は別名・カラス城です。黒塗りですからね〜
築城は1504年です。ただし、天守が整備されたのは1593年かららしいです。421年前ですね。
江戸時代の前からここに鎮座してるわけです。幸運なことに戦国時代でも戦場になることはありませんでした。
ただ、本丸御殿は江戸時代の本丸御殿は1727年に焼失して以来、再建はされていません。

↓やっぱり、ここでも石垣に目が行ってしまいますが。。

やはり、時代を反映して、野面積みですね。

↓さて、いよいよ天守に入ります。これが入口です。

↓さすが、階段は傾斜が急になってます。

お年寄りが大変そうでした。
大きな柱は築城当時からのものでしょうけど、階段はちょこちょこ修復してるような感じを受けます。

↓一階です。壁には敵を銃や矢で狙い撃ちするための狭間(さま)が何ヶ所にも設けられています。

武士が移動しやすいように廊下が壁沿いにあります。

↓階段を横から見るとこう。

急勾配の程度がわかりますでしょうか。確かにお年寄りじゃなくても昇り降りは大変です。

↓三階です。この階だけは天井が低くて窓がないので、ほんとは6階建てなんですが外からは5階建てに見えるんです。

説明書きによると、単純に倉庫らしい。。。

↓五階から六階への階段です。この階段だけは唯一踊り場があります。

踊り場がある理由は、五階が他の階に比べて天井が高くなっているからです。
おそらく、この五階が重臣たちが集まる階だったのでしょう。

↓ここが最上階(六階)。

最上階にも狭間がありますね。とにかく戦う気満々の松本城なのでした。しかし実際には戦いはなかったんですけど。

↓最上階から外を見てみます。人が集まってる辺りが天守の撮影スポットです。

↓ここは天守に付属して造られた月見櫓。

さすがに江戸時代になって戦の可能性がなくなったので、こういう娯楽のための増築が行われたんですね。
江戸時代が太平の世の中であったことを実感します。

↓そして、これが出口。

出口は入口と別のところにあります。入口より狭くて、本来は裏口みたいなところなんでしょうね。

いや〜、松本城天守はさすがに立派でした。

しかし、この立派な松本城も明治時代には廃城になり、競売に掛けられます。地元の努力により買い戻され、破壊からは免れました。
その後、管理までは十分にできなかったため荒廃していましたが、松本中学校長を中心に保存会が結成され、明治の大修理が実現します。
この素晴らしい城は、築城当時の人たちだけでなく、明治時代の地元の人たちの努力があってこそだったのです。

今回は紹介しませんでしたが、天守内部には実物資料が多数展示があって、ちょっとした博物館の機能も兼ね備えています。
私の実家は長野で、元長野県民だったのですが、それを差し引いても松本城は一見の価値ある素晴らしい城でありました。

次回は、松本城内で見つけた「興味深いもの」をご紹介します。




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