宿泊したカプセルホテル弘前は、チェックアウトが12:00です。
しかも立地がよくて、弘前公園から徒歩10分ぐらい。
よって、午前中は荷物もバイクも全部ホテルに置いてゆったりと散策に出かけました。
それが、私の右ふくらはぎを酷使することになるわけですが。。

ホテルから弘前公園までの途中にあるのがこれ↓

青森銀行記念館です。1904年建築で、国指定重要文化財。
洋館のように見えますが、屋根はオシャレな瓦葺き。これぞ和洋折衷。

我が街・川越にも同じように、
埼玉りそな銀行川越支店(1919年)があります。↓

こちらは現役のためか、重要文化財ではなく、格下の登録有形文化財ですが。
銀行の建物で文化財になってるものは、全国各地にあるようなので、特に驚くようなものでもありませんなぁ。。

さて、もちろんこちら↓も重要文化財でござい。弘前城東門です。

弘前城の５つの門はすべて重要文化財です。もちろん櫓も。
青森市は戦時中、空襲を受け焼け野原になりましたが、弘前は無傷だったので貴重な文化財が温存されました。

そうなると、やはり風情のある街並みなんかもあるんでしょう。自ずと期待が高まります。


弘前公園の北側に隣接している地域が、「伝統的建造物群保存地区」となっていました。
びっこ引きながら行って参りました。

　↑
左に250m。右に400m。この通りの計650mがそれに当たります。
これは走破せねばなりますまい。去年の角館の楽しさが思い出されます。
あぁ、ふくらはぎの悲鳴が聞こえてきそうです。。

↓おぉっ！　さっそく出ましたぜ。武家屋敷ですね。

......でもなんか新築の匂いがしません？

↓標識をよーく見ると「平成25年2月20日　市指定有形文化財」って書いてあります。

二ヶ月前かいっ！　条例ができたのが最近なんでしょうか？？

ついでに言っておくと、
この↓手書きはいただけない。。

文化財の価値を著しく毀損している気がしてならない。。


↓おっ！こっちはそれらしい情緒が感じられます。そうそう。こうでなくては。

↓あ。。。家屋消失。。角館でも同じ光景を見たような。。。

↓をいっ！　これも伝統的建造物なのかっ！　セツメーしてもらおうかっ！

ま、30年くらいの伝統はありそうですけど。。。

↓こらぁ！　売りに出されとるぞ！　保存地区と違うんかいっ！！

しかも「国有地」って書いてあります。。この辺一帯は国有なんでしょうか？
まさかさっきのも.....いやいや、考えるのはよそう。。

↓端っこまで歩いて振り返ってみました。。

もう一度書きますが、この通りは「伝統的建造物群保存地区」です。
間違えてはいません。ちゃんと確認しました。
この通りが保存地区のど真ん中の通りです。

観光客が誰一人としていない理由がよーくわかりました。。
いや、一人いましたね。はい、私でございます。。　あぁごめんよ、マイふくらはぎ。

きっとこの通りは100年後に観光スポットとして賑わうことになるのでしょう。。けっ


この日の午前中はほんとに密度の濃い時間を過ごさせていただきました。
この後、ホテルに戻り、1時間ほどマーッタリ過ごし、正午きっかりにチェックアウト。

この間、テレビで富士山が世界遺産に決定したとかなんとか報道されておりました。
ふーん。。。

あ..。

青森を選ばず、東海ツーリングにしとけば、今頃自分は富士山にいる頃じゃ......
ま、いいか。。


さて、午後はようやく弘前を離れ、津軽周回コースに挑む........つもりでした。
しかし、ガイドマップで見つけてしまったのです。気になるスポットを。。
弘前を離れる前にどうしても見たいと思ってしまいました。

すいません。もう一回弘前が続きます。