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山陰ツーレポ(15)余部2014年05月02日

午後5時を過ぎて、そろそろ宿泊のことが気にかかってきます。
何と言っても、健康プラザ不毛地帯です。
今日もまた寝床を探さねばなりません。

国道178号を鳥取市へ向かって走っていると、途中で高速道路のような自動車道がありました。
鳥取豊岡宮津自動車道です。鳥取市と京都の天橋立までを結ぶ自動車道ですが、部分的に開通しているようです。(無料♪)

余部まで5kmと書いてありますね。
余部というと、余部鉄橋を思い出します。80年代に列車の転落事故が起こった鉄橋です。
大きく報道されたし、今までに見たこともないような鉄橋だったのでよく覚えています。
これが余部鉄橋↓

東洋一の鉄橋と言われました。
しかし、この時は急いでたこともあり、気に留めることもなくスルーでした。


無料の自動車道を快適に飛ばしますが、開通は余部まで。そこからまた一般道に降ります。

すると、目の前に現れた光景が↓これです。

ひと目で、もしやこれが余部鉄橋では!?と思いました。
コンクリート橋に変わっていますが、鉄橋の一部が見えます。
まさか、真下を通ることになるとは思ってもみませんでした。

鉄橋の下には、道の駅もありました。
ここまでお膳立てされると、寄って行かずにはおれません

反対側から見ると、確かに鉄橋があります。完全に撤去されなかったみたいですね。
コンクリート橋になったのは、つい最近の話で、2011年だそうです。

↓鉄橋の土台部分も残されていて、公園に整備されています。

↓反対側を見ると、鉄橋の一部が展示されていました。

案内板を読むと、余部鉄橋は相当貴重な存在だったようです。
ま、たしかに素人の私が覚えてたぐらいですからねぇ。。
いろんな研究施設にも、研究材料として提供されたそうです。

道の駅の隣には、↓こんなものもありました。

ほとんど観光スポットのようになっていますね。。

↓真下には転落事故の慰霊塔がありました。

2010年で最終法要を終えたそうです。


余部鉄橋が完成したのは、1912年(明治45年)で、その時はこの余部は通過するだけだったらしいです。
三方を山に囲まれた余部という町は、陸の孤島でした。
そこで何度も陳情を繰り返して、鉄橋完成から47年目の昭和34年に余部駅ができたんですって。
47年もよく粘り強く頑張りましたよねぇ。

鉄橋は、1912年から2011年までですから、ほぼ100年間使われていたということになります。
これにも驚かされます。よくもちましたよねぇ。。(ちなみに東京タワーは56年目。通天閣は58年目。)
研究材料になるのも、うなづけます。

その余部駅へ行ってみます。鉄橋の端っこにあるようです。
今日はいろんなところを回ってきたので相当疲れてましたが、ここまで来たら、行くしかありません

そして余部駅に到着↓

無人駅です。ちなみに路線は、JR西日本の山陰本線です。

そしてその隣には、古い線路が残されています。

これが、かつての鉄橋を走っていた線路ですね。空の駅と名付けられていました。
これをさらに進んでいくと、↓こうなってます。

ここから先が鉄橋です。ほぼ展望台として機能しています。高所恐怖症の人は無理かもしれません。
そして見下ろした風景がこれ↓

私としては、転落事故のイメージが先行していましたが、実際に訪れてみると、この鉄橋の価値と地元の方々の愛着心がヒシヒシと感じられました。

---

さて、時刻はもう午後6時半です。寝床のメドがついていないままに海岸沿いを鳥取市へ向けて出発します。
しかし、結局海岸沿いでは寝床は見つからず、とうとう鳥取駅まで来てしまいました。

時刻は午後8時です。そこで鳥取駅前の案内板に出ていたビジネスホテルに電話してみました。
すると一発OK!
旅の最中、曜日感覚が希薄になっていましたが、今日は5月2日の平日なのでヨユーで空いていたのでした。

今日は高浜を出てから、実にいろんなところを回った、長い長い一日でした。


(本日の走行距離 298km


山陰ツーレポ(16)鳥取市


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